福ちゃん流
CBR1100XXスーパーブラックバード批評(辛口)




99年6月、いや〜またまたバイク買っちゃいました。え?何かって?
よくぞ聞いてくれた!そう、ホンダが世界に誇る最速マシン(だった)
CBR1100XXスーパーブラックバードだ!   ・・・・・中古だけどね。
以前、いい加減なバイクインプレッションで失笑を買ってしまったが、
今回はちょっとまじめにインプレしてみるぜ〜

まず、驚異のスペック!そのエンジン性能!・・・は、雑誌かなんかで調べてちょ。
初めて乗って最初に感じたのはスーパー滑らかなエンジンの回転。これは
なんやらバランサーと言うモノの効果らしい。振動がほとんどなくてロングツーリング
には非常に楽だね。ただし、攻めた走りをするときはタイヤのグリップ感が
つかみにくくて怖いのねん。
パワーバンドは7000回転付近から。一速で走っても60キロ以上なので
一般道ではパワーバンドに入れる=スピード違反ってことに・・・・
実際のところ、一速7000回転でのコーナリングはギクシャクして実用的ではないので
2速でダラダラ行ってしまいます。タイトなワインディングではパワーを
使いきれないってことやね。まっ、あえて一速を使って立ち上りウイリー(ニセモノ)を
決めるのもおもしろいけど〜。5500回転くらいからハワーバンドやったら良いのに・・・・

賛否両論の前後連動ブレーキが付いてんのよこのバイク。あ、知ってた?
はっきり言ってこの装置邪魔。コーナリング性能を
格段に落としてるよ、まったく〜。具体的に言うと、ちょっと荒れた路面でハードな
ブレーキングをするとリアタイヤがホッピングさ〜。最も悪いのは、思うように
ピッチングをコントロールできないってこと。フロントブレーキをかけてフォークをボトムさせ
旋回力を引き出そうとしても、必要以上にリアブレーキがかかってしまいフォークが沈まない。
まさにバイクのおもしろさ半減!高速道路で何百キロも出そうと、「連動ブレーキが
最高〜!」なんて言ってるヤツは、峠じゃ遅いペッポコ野郎間違い無しだ。
とは言え、まっすぐ走っているときに減速するだけならなかなかの高性能。
リアタイヤのロックをおさえてくれるので下手なアンチロックブレーキ
よりもよっぽど良いよ。止まるためには最高、曲がるためには最低な装置だ。

カウルウインドプロテクションは実に良いね〜冬寒くないし、小雨くらいだったらほとんど
濡れないし。すげースピード出した時はダウンフォースが感じられるってのもスゴイぜ。
でも、ツーリングマシンのくせにスクリーンがチョット寝すぎやね。カウル前面で跳ね上げられた
走行風がヘルメットのシールド辺りに直撃するのがいただけない。夏なんか虫が付きまくって
困ったもんだ。夏といえばエンジンから発生する熱。今までいろんなバイクに乗ったけど
コレほど暑いバイクは初めて。カウル付きの大型マシンとはこんなものなんか?
高速道路を走っていても熱風を感じるほど。市街地走行なんて膝の前にドライヤー付けてる
みたい。おかげで信号待ちの時はエンジンを切るエコロジーな男になっちまったぜ。
このバイクハッキリ言って夏、地獄

そーそー、ダイノジェットっての付けたんよ。知ってる?
ノーマルキャブに付けるチューンナップキットさ。取り付けはいたって簡単、キャブの取り外しが
出きる人なら誰でもできる。なに?できない?そんな人は無理せずお店に頼みなさい。
さて、そいつを付けるとどうなるか?一言で言うとむちゃくちゃレスポンスUP!
でも燃費ムチャ悪〜んでもって定速巡航が不安定になるのだ。
「ワシは峠しか走らん!」とか「サーキットでしかつかわん!」とか言う人にはオススメです。
ダイノジェット装着後はキャブが常に加速状態を要求してしまうので一定の速度で走るのは
全然気持ち良くない。って言うか最悪!ワシは「やい、ダイノジェット!
付属のドリル、径デカ過ぎるぞ!」
と言いたい。
結局、燃費やら乗り味やらプラスマイナス考えてノーマルに戻してしもーたわ
取り付けは簡単だけどノーマルに戻すのは100倍苦労したぜ。まったくもー
スゲー速くなるのは良いんだけど攻めてるとき以外が辛すぎるよホント。
もし、タイノジェットを付けたいって人いたら良いアドバイスがあるので掲示板にでも書き込んでちょ。
普通に付けて後悔すんな〜

DUALCBS(前後連動ブレーキ)簡単解除方

上の文でも述べたように連動ブレーキはじゃまっけだ。なんとか簡単に
解除できないものだろうか?市販のキャンセルキットは10万円以上と
高額でおおげさ。自分でキットを自作してもやはり何万円もかかってしまう。
そこで、ワシが発見した画期的な連動解除方を教えてあげよう。
まずは連動ブレーキD-CBSの仕組みを理解してみよう〜
図を見てくれ。この図はフロントのブレーキまわりの略図だ。仕掛けは、
フロントのブレーキレバーを握るとローターを掴んだキャリパーが回転に
つられてリアブレーキ用のマスターシリンダーを押す。フロントの効き具合に
合わせてリアも効く、なかなか考えられた仕掛けだねぇ。
では、どうすればそれを解除できるか?答えは簡単。フロントのキャリパーを
固定してしまえばいいのだ!マスターシリンダーのロッドにカラーを作って
押せないように固定するか、キャリパーサポートとフォークの間にモノをはさんで
固定すれば連動簡単に解除することができるのだ〜!
ただし、リアブレーキは手付かずなのでブレーキペダルを踏めばフロントブレーキも
作動してしまう。だけど実際走ってみるとコレが意外にも良い感じ。
ハードブレーキングでリアがホッピングすることは全く無くなるし、フォークをボトム
させて旋回力をかせぐできる。試してみる価値アリよ!

下の写真は具体的な解除例。
その後ロッドをカラーで固定する物に変更しました。